月夜はバカだ。
誰もそんなことなんて
思ってないのに
みんな月夜を大切にしてるのに
嫉妬して
ひねくれて
ヤケおこして
自分はいらない子なんて
まるで
まるで私の心をそのまま読んだみたいでしょ。
あの月夜は私だ
私と一緒だよ。
だから私もバカだ。
大バカ者だ。
高校生の私でさえ嫉妬して落ち込むんだから
月夜がへこんで当たり前じゃん。
もう少し
小さい月夜の気持ちも考えて
いたわってあげればよかったんだ。
ごめんね。
ダメなお姉ちゃんだよ私。
息を切らして二階の客室に入る私。
ベランダの窓の鍵が開いてる
間違いなく
ここから屋根に出た。
寒いっ!めちゃめちゃ寒い。
冷たすぎる夜風を受けながら私はベランダに出て、そこから屋根に着地。
一階の屋根は平らだから問題はない。
夏にシート引いて身体も焼けそう。
問題は……二階の屋根。



