部屋の中をグルっと見渡す。
「監視カメラに写らないように動くって可能かな?」
月夜の部屋をチェックしながら一夜に聞くと
「素人には無理だけど、その筋の人達なら可能かもね。部屋を見ただけでどこに設置してるかわかるから、死角を生かせば簡単なんだよ」
私は部屋の中を探りながら
あれっ?って不思議な発見をした。
「それは月夜でも可能?」
「大人より子供の方が可能だろうね」
乱暴に月夜の部屋の中で、あるモノを真剣に探す私に一夜は「すみれちゃん?」って声をかける。
「怪獣とゲーム機に発信機を入れてるって、月夜は知ってる?」
「いや。意識させない為に言ってないはず。監視カメラの位置はわかってるけど……どうしたの?」
「どの怪獣に入れたかわかる?きっといつも持ち歩いていて、こないだの旅行に持って行った猫顔の怪獣だと思うんだ」
「猫じゃなくてライオンだけど」
「その怪獣がないんだよ。急に誘拐されたなら絶対持って行く暇がなくて、発信機付けてる怪獣とゲーム機がここにあっても普通であきらめるけど、それがここにない」
探してもない。
私の興奮した意見を聞き
一夜も猫怪獣とゲーム機を探すけど
ない。
無いという事は
月夜が持って行ってる。
月夜が持って行ってるという事は
発信機と月夜は一緒
そして発信源はここの家
という事は
月夜はこの家に居る!!



