溺愛されてもわからない!


「夢が絡んでる?」

耳元でささやかれ
私は返事もせずに目を閉じる。

「こっち見て。そんな顔されたらキスしたくなる」

そう言われて必死で目を開くと
思った以上に急接近。近すぎます義兄様。
そしてしっかりベッドの上での抱きしめ体制。

「すみれちゃんにひどい事をする奴は僕が許さない」

「誰も悪くないの」

「誰も悪くなくて泣いてるの?」

「一晩寝たらきっと落ち着くよ」

今は混乱真っ最中。
事実を整理して落ち着こう。

「相談しなさい」

柔らかい唇が私の額に重なった。

どさくさに紛れてキスしないで下さい。

でも今日は本当に抵抗できない。
一夜の甘さが薬になってるのかなぁ。

一夜が傍に居てくれて心強いし
とっても落ち着く。