溺愛されてもわからない!


「誰にも言ってないけど、すみれになら素直に言える気がする」

「言って言って」

「協力してくれる?」

「私にできる事ならなんでもするよ」

てか
私が手伝わなくても
雫さんクラスなら
どうにでもなるから大丈夫だよ。

「本当?嬉しい。自信がないんだ私」

雫さんは恥ずかしそうに私に言った。
こんな乙女な雫さんは初めて見る。

転校してから仲良くしてくれた雫さん。
私でよければ何でもするよ。

「ずーっと友達で、あっちは絶対意識してないんだよね。でも、今は特定の彼女がいないからチャンスかなって思う。クリスマスもあるし」

「うん。クリスマス大切」

夢君の顔を思い出しちゃう。

「クールなヤツなんだ。無口で……でもね、最高に優しくて強くて、ずーっとずっと好きだったの」

クールで無口で最高に優しい。

「外見はライオンみたいなヤツ。赤い髪ってヤバいよね。ケンカが強いんだよ。外見もいいけど性格がいいの」

ライオン……。

「同じクラスの水無月 夢がずっと好きなの私。言っちゃった」

雫さんは恥ずかしそうに言い

私は一気に体温が冷たくなって
目の前が真っ白になってしまった。