溺愛されてもわからない!


放課後になって
約束通り
私は雫さんとツーショットでおでかけ。

雫さんは優しい。
いつもは雫さんの友達も一緒で
みんなで行動するから
こんなツーショットは珍しくて楽しい。

ドラッグストアに行きーの
美味しいケーキを食べーの
同級生の笑える話を聞きーの
いっぱい笑って
いっぱい楽しむ。

時間が経つのが早い
もう7時近い
お母さんにはLINEしたけど
そろそろ帰らなきゃ。
その前にちょっと夢君の顔を見てから帰りたい。

さっき夢君から【帰り来いよ】ってLINEが来てたんだ。
寒い外も夢君の事を思うとポカポカ。

「すみれのほっぺたピンクで可愛い」

「きっと雫さんと笑いすぎて血行良くなったんだよ」

「かな?」

そして歩きながら2人で爆笑。

綺麗で優しくて面倒見のいい雫さん。
最初から優しかった
雫さんには頭が上がらない。

楽しく話をしながら歩いていると
チャラそうな男子がふたり現れ
いきなり雫さんと私に声をかけてきた。

うわっナンパだ!生で見たナンパ!
これがナンパってやつだ!
一夜もこうやって声をかけてるのかな
いやヤツは王子様だから
勝手に女子が近寄るか。