溺愛されてもわからない!


次の日学校へ行くと

みんなの目線が違う
一歩引いてる

なっ?何?何何?
やらかした?朝からやらかした私?

スカートはき忘れたとか……は、ないな。

首を傾げながら自分の席に座り
隣の席に座ってる、顔にピアス開けまくりの男子に挨拶するけれど
彼は「うぃっす」言ってプイと横向いた。

いじめか?

イスに座ったら愛美ちゃんがバタバタとやってきて
「すみれちゃん。髪切った?似合ってる」と、言われてしまった。

え?4センチほどしか切ってないけど、鋭い愛美ちゃん。ビックリ。

「昨日切ったの。よくわかるね」感心して答えると隣の席から

「眉毛も切ったろ」ボソッとピアス男子が言う。
そして
「可愛くなったじゃん」って言ってくれた。

つんでれーー!
都会はツンデレ男子が多いぞ。照れるぜ。

「すみれー」
そして急に後ろからハグ。
このいい香りはやっぱり雫さん。

「どこでカットした?超可愛いんですけど。メイクもしてこなきゃ」

「それは無理」
学校には無理です。
田舎のタヌキちゃんは度胸がない。