結婚に『愛』はいらない
ただ俺を引き立てるだけの女でいい
パーティ同伴者として努めてくれたらいい
それが俺の財産目当てでも
金に糸目はつけない
腐るほどある
結婚する女
どこかの令嬢だと言っていた
俺は知っちゃこったではない
その女が旅行にいきたいと言うから連れていった
それはそれで楽しかった
しかし
帰り道
居眠り運転の車が俺が座っていた後部の横から突っ込んで来た
俺に向かって・・・
それから長い時間
そのままでいたように思えた
頭の上で何やら電話している声がした
俺はこれで助かると思い意識を飛ばした