『じゃあ、お昼は一緒に過ごそう。 ソウタに学校案内をしてもらうけど、それも一緒に行こう』 ニコッと微笑まれて言われてしまえば、 『うん、いいよ』 としか言えず…。 今日のお昼休みは波乱必至だね、きっと。 大喜びする忍ちゃん。 そのあと、英語がわからなくて困っていた茜ちゃんが、忍ちゃんから事の顛末を説明されて大騒ぎするのを横目で見ながら、私は心の中でそっとため息をこぼした。