俺様副社長のターゲット

「副社長、おはようございます。」


「おはよ。」


「本日の会議の資料をお持ちしました。」



副社長室に入ると陽輝の資料を尚輝に手渡した。



「また一緒に来たのか?」


「………はい。」


「チッ……。」



尚輝に舌打ちされた。資料を手渡して本日のスケジュールを伝える。


資料を片手に話を聞く尚輝は仕事モードだ。



「松井も資料に目を通してから参加しろ。コピーして、もう一度持って来てくれ。」


「はい。」


「それと………。」


「はい。」


「昨日、朱里の親は何か言ってたか?」



仕事の話だと思えば、昨日の両親の反応が気になるみたいだった。



「好印象でした。では後程資料をお持ちします。」



最後に見えた尚輝の顔はニヤニヤとしていた。よっぽど嬉しいのか。


午前の業務を坦々と進めた。