君のいちばんに

と、目の前にいたのは…


航希くんと、例の彼女。

わたしは思わず
電柱の影に身を隠してしまった。

いや、隠れなくても
多分大丈夫だったけど
彼女の方はわたしのこと知らないだろうし…

そんなことを考えているうちに、
彼女の方が向こうへ去っていってしまった。

ほっとして、また歩きだそうとすると
「香帆ちゃん。そこにいる?」

どうやら気づかれていたようだ。

仕方なく、顔を出すと
航希くんはやれやれ、と言った顔をして
こちらへ近づいてきた。