ただいまも言わず、自分の部屋のベッドに
制服のままうつ伏せになって、泣いた。

(……バカ香帆。
わかってたじゃん、最初から。
わたしは彼女なんかには
なれないんだって。
それでもいい、
って言ったのは自分じゃない。)

浮かれていた。

最近、前よりも近づけていたから。

でも、君のことがどうしても好きなんだ。

諦めきれない自分がいる。