君のいちばんに

そうだ、あの娘は
ちゃんとわかってくれるじゃないか。

『……航希くん!』

(香帆ちゃん……)

『また明日ね!』という時の
彼女の弾ける笑顔が頭に浮かぶ。

香帆ちゃんに、会わなきゃ。

細かいことなんて、
それからでいい。

そう思って、僕は椿にメールした。

『明日、香帆ちゃんをここに連れてきて』と。