「たった1日、来ねぇだけでも
あんなに心配してくれてんのにさ。
その香帆嬢に、死にたいとか、言えんの?
ふざけんのも大概にしてくれよ。」

「…うう…もう、やだ。」

「…香帆嬢、さくら、楓と柚
親父、お袋、皆心配してんだよ。
ひとりで抱え込んで、苦しむな。」

俺が言いたいのは、そんだけ。

そう吐き捨てて、
俺は病室を出た。

少し、荒療治すぎたかな。

親父にまた怒鳴られるか。

そんなことを思いながら。