リナリア

自然と煽られる。

そのまま、チュッと唇に私からキスしてみた。

離れていく私の後頭部に手をまわして、グイっと引っ張られる。

深く深くキスされる。

貪るようなキスに段々息が上がる。

でも…気持ちいい。

來、キス上手い。

もうダメ!

「こらーっ!オレの存在忘れるな!独り身な上に妹のんなとこ見たくないわー!」

李斗!

いたの忘れてた。

ヤバい…酔ってたとはいえ、それくらい來しか見えてなかった…?

「李斗ジャマ。」

冷静過ぎるわ、來!

私はぐちゃぐちゃ考えてたのに。

でも、深いキスもイヤじゃなかったし、むしろもっとしてほしいと思ってしまった。

これって…何?

「りー?可愛すぎる。一体今までどこに隠れてたの?」

とろけるような笑顔で私を見てる。

來も酔ってる?

働かない頭でそう考えながら…まっ、いっかと放棄して、そのまま眠りについた。

「今日は抱っこして寝る!」って宣言されたのも知らずに…。