普通、病院食は味が無くてまずいと言われているが、医療センターの病院食は美味しい。

同室の人とも食事についての情報交換が一番多い。

市内にも大きな病院が何箇所もあるが、病院食ランキングを付けさせて貰った。

一位はやっぱり、この病院である医療センターだった。

2位・3位はバラバラでまとまらなかったので、1位が目立っている。

食事を運んでくるワゴンも、冷房と暖房が装備されていて、一人分の食事を暖かなものは暖かいままで食べ、サラダなどは冷たくしているので、味は薄味だけれども奥行きのある味になっている。

また、このワゴンはカメラを積んでいるので、反対側の通路の状況を把握しながら進めるので、一人で運んでも危なくない。

この病院食を食べて我慢すれば適正なカロリーだったのだ。

少しでも余分なものを食べるとカロリーオーバーになるのは必須だったんだ。

だから、お見舞い品などを食べるのは良くないと思っていたのですが。

でも、どんなに美味しい食事でも、同じ味付けだと飽きてくるもんだ。

早く、外の食事を食べたい!

「先生、今度は退院できますよね!」と、大黒柱が聞くと、「大丈夫だよ。今度は…。」と医者が答えた。

「これで、やっと再再手術は無い」と言える。

やっぱり、医者も心配な部分もあったんだろうと思った。

今度の手術は、医者も自信を持てたのだろう。