クリニックにお婆さんを送っていって、駐車場で待つ間に、寝れば良いのだろうが勿体無いと思っていた。

デジカメとスケッチブックを持ち歩き、古民家や木組の掲示板などをデジカメで撮影し、構造などをスケッチブックに書き込むようにした。

指のリハビリのためも考えて。

古い町並みも撮影したりして時間を潰してきた。

最近、お婆さんの通院時にアッシーとして送り迎えをしているが、ふと考えてしまう。

お婆さんが動けなくなったら、誰がどうやって面倒を見るかということだ。

妻はパートの仕事を辞めるつもりは無いとのこと。

長女はこれから結婚し、出て行くだろうし、長男は数に入れても仕方が無い。
大黒柱は定年まで4年~5年ある。

「でも、まーっ!なるようになるか?」

その時考えないように、不安を打ち消した。

ボランティア活動で森づくりをしてきて、自然の森に拘ってきたので、物置小屋を建てようと考えた時にも自然素材の小屋造りをしようと思った。

自然の森を造ろうと思った最初の頃には、子供達と遊ぶ小屋としてツリーハウスが似合うと考えていた。

ツリーハウスとは、樹木の幹を切らずに柱として共生する木の家ということだろうと認識しているが木の上の方に造るので、鳥の目の高さで森を見ることができる。

さらに、木を金具で挟んで固定するだけなので、木も家と共に行き続けることができる。

造る前からワクワクしてくる。

先人達が本を書き、出版しているものを購入して、自分で模型も造り、具体的な工法も見えてきている。

でも、今の森の木々では小さくて、細い。

1本1本の木の幹が、直径が25cm~30cmくらいに成長しないと重さに耐えられない。

ツリーハウスを造るのは、まだ先の話しだ。

それから後は、今回の物置小屋建設の時だ。

ツリーハウスは、木々が小さく、細いので当分と言っても10年以上は考えてはいけない。

そうすると、大黒柱は建築に関して専門家では無いので、インターネットで検索する毎日が続いた。

目に着いたのが、アースハウスと言うのが正式なのかどうかは不明だが、それとストローベイルハウスの2種類。

アースハウスは、土の家なので、軸組みした後、壁を煉瓦で積み上げる工法。