協同病院に入院することになった。

妻は初回に対応した医療センターには相当な不信感を抱いたようで、絶対に入院したくないようだが、大黒柱の考えでは家から医療センターが近いので、「家から遠いので大変だけど…」と認められそうに無いので、声が小さくなり、最後は聞こえないように言った。

しかし、こればかりは本人に任せる以外ないのだから…。

一時的に痛みが緩和してきたので、またすぐに帰れると思って、二人で朝食のことを相談していたら、医者から病状の説明があるとのこと。

「旦那さんに来て欲しい」と医者に言われて、看護士が伝えにきた。

急に、緊張感が走りました。

大変なことなの?

大黒柱一家は、病人だらけと言われるよーっ!

と訳も無く、いろんなことを考えながら診察室に入った。

大黒柱が診察室に入ると、「一般的には、お腹の中に何らかの原因で石ができて、それが動いて痛みがでるんですが、奥さんの場合はそれだけではなくて、血液検査で化膿している反応が出ている」。

それにしても、血圧が低すぎる!

したがって、「悠長な話ではなくて、今夜が山です!」「すぐに入院の手続きをしてください」と言われてしまった。

娘に連絡して入院することを伝え、入院セットを持ってくるよう指示した。

普通起きないことが血液の中で起きている。

血圧の高い方が六十まで下がり、白血球の量が通常の半分と言うのは有り得ないことだそうだ。

だって、生命の源と言うべき血圧が通常の半分になり、傷やバイ菌と戦う役目の白血球が半分では、生きようとしていないし、バイ菌と戦うような血液の状態になっていないということ。

妻が,また痛み訴えているが、入院前の痛みとは、痛みの種類が違うようだ。

薬の影響かも知れない!

心臓の鼓動と一緒のリズムで痛みが来るそうだ。

妻は医者や看護師に早く痛みを取り除いて欲しくてお願いしているのに、「頑張ってください」と言われるだけで、取り合ってくれないと言っている。