片恋い

「…」








やっぱり…違った、のかな?








「…」









……どうして何も言わないんだろ






「あ…俺のだ」









(え?)






成実くんは唐突にそう言うと私の手からシャーペンを受け取り、






「どうも」





と一言。





「いえいえ…」





成実くんのだったみたい…よかったぁ。




「…」


「…」





…何か言わなきゃ。



折角話しかけたのに、このまま終わらせたくないよ。



でもなんて言えば…















…あ









成実くんは私から受け取ったシャーペンを自分のペンポーチの中にしまっている最中。



そして私は






「さ、さっきはありがとう」





と言った。