「どうしたの気持ち悪い」



「えぇ!?」





波乱の数学が終わり、午後12時半。
私は梓紗と机を向かい合わせて昼食をとっていた。




「別に何も無いけど?」



「…ふーん」




梓紗は私の前でメロンパンをかじりながら、怪訝そうに頭をかしげている。




(何も無かったわけじゃないけど…でもわざわざ言うほどのことでもないような?)



私はさっきの出来事を思い出す。







(なんだかもやもやしてきたな…)



自分のお弁当のコロッケを掴み、一口食べる。








(数学の時のあれ…話したこともないのに教えてくれるなんて思わなかった)












そもそもどうして私なんか…──





















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当てられて困ってる私を見る

「この子…確か藤崎さん、困ってる?ま、まさかわかないのか!?」

これは俺がやるしかない!!

(ノートに答えを書く)

私が気づく

「藤崎さん、頑張って…──‧✧̣̥̇‧」






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「いやいやいや、ありえないでしょ」