夜久君に一目惚れしてから早3ヶ月。




今日は、体育祭の選手決め。




私のクラスはさほど時間をかけずに、全種目の選手が決まった。




因みに、私は、1000m走とリレー。





ドウシテコウナッタノォォォオ⁉︎





「ドンマイ、夜恵」




茉美ちゃんはズルい…




「フテくされないの、リレーのチームで、中澤と同じチームなんでしょ?」




茉美ちゃんの言葉に私は




「そうだった‼︎ありがとう‼︎茉美ちゃん‼︎」




お礼を言った。





「…ありゃァ、体育祭が嫌すぎて、中澤の種目見てなかったんだなぁ…」




そう言いながら、茉美ちゃんは机に突っ伏した。





「夜久君〜、リレー、どこがいい〜?」






甘ったるいその声は、一体何処から出て来ているの?




と、思うくらい、私の苦手なタイプの女子が、夜久君に話しかけていた。