あれは、私が中学2年の時ーーー




「焚羅〜♪一緒に帰ろう?」




何時ものように焚羅の近くに行った。




そして、何の前触れもなく、焚羅は私に深くて大きい闇を作った…




それは、1人だけでは決して抱えきれない闇。けれども、大人達に言えるような闇でもない。





だから私は、壊れた。






壊れた存在が、私の別人格。私の別人格は、私が傷付かないように、なりそうになった時に私の意思関係なく、出て来る。




そして、今回も例外では無かった。






「…いい加減、離しやがれ…クソが」





いきなり口調が変わったから、ビックリしたかな?引いちゃったかな…?でも、今はそんな事…ドウデモイイ。




「テメェの物じゃねぇよ、コイツは、コイツだ。次にこいつの前に来てみろ。俺が殴ってやるから」




流石だね…尊敬するよ…





もう暫くは、【白夜(びゃくや)】に任せようかな…



心の中で、そう呟いた…