ッどうしようもないくらいに、私は君が大好きです‼︎〜1からやり直しの恋〜

イヤダイヤダイヤダイヤダ…




茉美ちゃんだと思った人物が、まさかアイツだったなんて思わなかった。




「夜ぁ〜恵?久しぶり♪」




話しかけて来ないで。じゃないとまた、忘れてしまう…。笑い方、泣き方、…人を好きになる事を…





「雛野…?ダイジョー…」





パシンッ





中澤君が心配して伸ばした手を、アイツがはらった。





「勝手に、僕のものに触れんじゃねぇーよ」





私は、アンタの物じゃない。私は、私なんだ…





「夜恵‼︎」





茉美ちゃんが、慌てて来てくれた。でも、間に合わなかった事の罪悪感が雰囲気で分かった。




「…?ヤァ、中崎茉美ちゃん?」




コイツは悪びれる様子もなく、茉美ちゃんの名前を呼んだ。




あぁ…又、地獄が始まるの?イヤだよ…





ねぇ、夜久君…助けて?ーーー