ッどうしようもないくらいに、私は君が大好きです‼︎〜1からやり直しの恋〜

茉美side


聞いてはいけない話を聞いてしまった。





今日、新しく転校生が来るからしいのだが、名前を聞いて、驚いた。





【逢沢焚羅(あいさわたくら)】





夜恵の中に闇を作った…張本人。





早く、早く夜恵に知らせないとッ





「夜恵‼︎」





遅かった。アイツは、既に夜恵の所にいたから…





「…?ヤァ、中崎茉美ちゃん?」






アイツに名前を呼ばれ、悪寒がした。






「何?はやく夜恵から離れて」





今まで、出したこともないような声が出た。





だけど、アイツは離さない。夜恵を見ると、あの時と同じになっていた。






「ふふ、キチンと、体は覚えてるんだねぇ?」





ービクンッ‼︎




夜恵が小さく怯えた。それもそうだろう…。だって、夜恵はコイツに…忘れられない物を背負わせたから。