ッどうしようもないくらいに、私は君が大好きです‼︎〜1からやり直しの恋〜

灸side


流石俺の幼馴染。





だけど…気にくわない…




「夜恵…俺は、お前が好きなんだ…気付いてくれ」




届くはずもない言葉が、体育祭で盛り上がっている音にかき消された。




「ハァ…」




「なぁーに?ため息なんて、らしくねぇーじゃんw」




何だよ、立川か…




立川は、同じクラスになっただけの奴。なのに、こいつは見抜きやがった。アイツでさえも、気づきもしないこの気持ちに…




だから、そこからは、よく、相談している。




まぁ、コイツは、夜恵が好意を寄せている奴の親友だからな、あまりつるんでないが…



「別に?つか良いのかよ、アイツの応援行かなくて」




俺は、1人になりたかったから、立川に“中澤”のところに促した。



「夜恵、ガンバレー‼︎」




声の出る限り、今日は精一杯応援してよう…




愛しいお前の為に…ーーー