貴方も罪を抱えていること。


ずっとそばにいたから、気づいてしまったんだ。




……あぁ、ついにこの時が来てしまった。





脳裏にはうっすらと、



『あたしは、貴方のようにはなれない』



と、苦しげに言った妹の声が何度も繰り返し流れていた。



ぼんやりと、今日がわたしの最期かな、なんて。


のんきに心の中で呟きながら、貴方との思い出を思い出していた。