貴方は、ずっとわたしの隣で、苦しんでいた。
わたしと同じ罪に、後悔に、そして妹の存在に。
「ごめんね」
わたしには、そう言うことしかできない。
でもね、もし、もしも死ぬなら。
貴方に殺されて、死にたい。
愛している人に、殺されたい。
貴方が誰を好きでも、構わないから。
貴方の手で、殺してよ。
生きても死んでも、きっと、わたしと貴方は罪と後悔に苦しめられる。
けど、貴方の罪と後悔が、わたしを殺すことで少しでも楽になるのなら。
わたしは、それを受け入れたいんだ。
「貴方に恨まれていても、わたしは貴方を愛してる」
わたしは貴方への愛に、想いに、溺れている。
溺れながら、もがくこともあがくこともせず、貴方を見て微笑むよ。



