『俺が愛してやるよ。』
そのセリフはあたしの心の中から離れなかった。
あたしと統牙は…
他人でもない
かといって、
友達でもない。
彼氏じゃない。
あたしは統牙の彼女でもない。
体の関係でもない。
あたしたちの関係は何なんだろう。
愛してくれるって言ったけど…彼女じゃないんだよね?
探しても見つからない答えをあたしはいつまでも探し続けるのかな?
あなたとの関係が変わる日がいつか来る?
そんなことを考えながら、統牙と一緒にさっきいた家には戻った。
そして、今度招かれたのは統牙の部屋。
リビングとあまり変わらないモノトーンな感じ。
この家に初めて入った時は
こんなモノトーンな部屋は意外だなっと思ったけど、
今思うと統牙らしいと、そう感じる。



