「うん」
「じゃあ、俺風呂入ってくるから…寝たきゃ向こうの俺の部屋のベッドで寝とけ」
そういうと、お風呂の方にスタスタと言ってしまう。
そ、そんな俺の部屋で寝とけなんて言われても…困るんですけど。
じゃあ、統牙はどこで寝るの?って感じだし。
一人でどうしようかと思っていたら、
スタスタと進んでいた足を止めて、
あたしのほうに振り向いて
「あっ、心配すんな。
俺はお前を襲う気はねぇから」
それだけ言うとまた足を動かして行ってしまった。
べ、別にあたしはそんなの気にしてたわけじゃないし…!!
でも…確実に恋愛対象としては見られてない。
それはラッキーだ。
だって、いつなんどき男が狼になるかなんて女には分からないんだから。



