「家に帰りたくないなら、ずっとここにいろ」 「えっ……?」 統牙さんの言葉にあたしは動きを止めた。 だって、まさかそんなこと言われるなんてちっとも予想してなかったんだもん。 『はやく、出ていってくれよな』とか『親が探してんじゃねぇの?』とか言われると思ってたから…。 「嫌ならいいけど…」 「…ほんとにいいの?」 「バーカ、ダメならこんなこと言ってねぇよ」 グーッでコツンッとおでこを叩かれた。 おでこに小さな痛みがはしる。