確かにいいイメージはなかったけど、統牙さんはいい人だ。
こんなにあったかくて見ず知らずのあたしを
自分の家に招き入れて、誕生日まで祝ってくれるんだから。
そんな人なかなかいないし…。
「そこの人たち、みんないい人なんだ」
愛おしそうに笑いながら、
ケーキと一緒に買ってきたのかビニール袋の中から
缶ジュースを手に取り、プシュッという音ともにゴクッと飲んだ。
ほんとにそのグループのことが
好きなんだということは彼の表情から伝わってきた。
「だから、統牙さんもいい人なんだね」
あたしは何も考えないで思ったことを口にして、
残っていたケーキを食べた。
すると、ジッと見られている視線を感じたからそちらを見ると、
統牙さんがあたしを目を丸くして見ていた。



