【完】俺が愛してやるよ。




「なんだ?寂しいのか?」


「いや、そんなことは…!!」


図星を突かれて、慌てて否定したものの…


「寂しいなら寂しいって言えよな」


あっさり、見抜かれてしまった。


「あ、いや…」


「顔に書いてるから」


そう言うと、あたしが持っていたフォークを強引に奪い取り、

さっきまであたしが食べていたケーキを
一口サイズぐらいフォークで刺してパクッ、と食べた。



「うわぁっ…あっめぇ…」