あたしは三ヶ月ほどの入院で退院することができた。
そしてついに、あたしたち朔龍にとって特別な日がやって来た。
「朔龍、五代目総長、津雲 仁(つぐも)。
朔龍、五代目副総長、御堂 拓哉。(みどう)」
総長さんと副総長さんが特攻服を身にまとい、
みんなの前に立ち、話している。
朔龍のみんなは尊敬の眼差しでそれを黙って聞いていた。
中にはすすり泣きしている人もいたけど。
あたしをウルッときて、人差し指で目尻を拭う。
そう、今日は総長の仁さんと副総長の拓哉さんが朔龍を引退するのだ。
色々あったな…。
時には総長さんに告白されて迫られたこともあったし…
今では全部いい思い出だ。



