【完】俺が愛してやるよ。




それから、お母さんたちがやって来た。


「「結実…っ!!」」

「お姉ちゃん…!!」


お母さんと志穂は涙を流していて、お父さんは目をウルウルとさせていた。


ああ、あたしの家族はいつの間に
こんなに家族らしくなっていたんだろ。


少し前までとは大違い。

あたしはそんな温かい家族に笑顔を向けた。



「結実…戻ってきてありがとう…っ」


お母さんはそういって、あたしに泣きついた。

そんなお母さんの背中を優しくさする。


「お、かあさん…産んで、くれて…あり、がと」


ずっと、伝えたかった。

統牙に出会う前までは生まれなきゃよかったと思っていたけど、

お母さんが産んでくれたから、

あたしはこんなにも愛しい人たちに出会えて
幸せな日々を送ってくることが出来たんだ。