ほんとに…!?
全然、気づかなかった。
「ほら、消せ。」
そう言って、あたしをまた急かす。
「でも、なんで…」
なんでケーキなんか?
誰かの誕生日かなんかなのかな?
それだったら、あたしと同じだなぁ〜…
「3秒以内に消さないと、キスする」
ええっ…!?
き、キス…!?
それは困る…と思い、
「フゥーっ!!!」
慌ててロウソクに息を吹いた。
―――こんな人生から抜け出せますように。
そんな思いも込めて、
たった2本だけのロウソクを消した。
その瞬間、部屋に灯りがついた。
きっと、彼がつけたんだと思う。



