【完】俺が愛してやるよ。





俺はパイプやバットは使わないようにしている。

それは人を殴るためにあるものじゃないから。

俺たち、朔龍はいつだって素手。


そのバットで一生懸命野球を練習しているやつもいる。

なのに、それで人を殴ったりするのは腑に落ちないから。


それはだいぶ前の朔龍の会議で決まったこと。

俺もその時参加していたし、その意見に賛成だった。


だけど、素手で人を倒すのも体力をかなり消費する。

人間にも限界というものがあるもので半分ぐらい倒したところで、
俺は力尽きた。


頬が痛い。
無傷で倒したわけじゃないから頬にたくさんの傷を作った。