春風を受けながら、今までのことを思い出して涙を堪えながら
俺はバイクのスピードを上げた。
今は23時ぐらい。
サツに見つかると面倒だから静かに走らせる。
もうすぐ、俺は奴らの倉庫に着く。
そこで俺の命は終わるかもしれない。
結実……
お前はもう俺がいなくても大丈夫だろ?
ちゃんとお前には愛してくれる人がいる。
俺の愛はもう要らないだろ?
俺はお前と出会えて幸せだった。
初めて本気で好きになった。
嫉妬してくれた時は正直すげぇ嬉しかった。
お前の全部を俺はいつの間にか愛してた。
これからも叶うならば隣にいたかった。
結実、ごめんな。
ありがとう、こんな俺を愛してくれて。



