【完】俺が愛してやるよ。





そして、二つ目は朔龍のみんなのこと。


龍極の奴らは朔龍で来いと言ったが、

奴らの本当の目的は俺だけなはずだ。


だから、俺のせいで
朔龍のみんなが傷つくところは見たくない。

大切な仲間だから……傷つけたくないんだ。

家族のように慕ってきたみんなだからこそ
俺のせいで怪我したりするのは耐えられない。


だから、俺は決めた。

朔龍を………裏切ると。


本当はこんなことしたくない。
いつまでも朔龍のみんなと…結実といたい。

だけど、みんなを巻き込むわけには行かない。
俺だけが奴らの倉庫に向かえばいい。
朔龍のみんなには嘘の場所を教えた。


この前、拓哉さんに言われたこと


『お前が次の総長候補に上がってんぞ』


正直、嬉しかった。


だけど、それは仁さんや拓哉さんが
朔龍を引退するということでもあって、悲しくも思った。


でも、その候補もすぐに取り消される。

今頃はみんなあのメッセージを送ったのが
俺だと特定されて、最低なヤツだと思っている頃だろう。