【統牙side】
『やだっ…あたしは…あたしは統牙に愛してほしい…っ』
一人、バイクに乗りながら思い出すのは
泣きながら俺に言った結実の言葉。
ごめんな…結実。
お前と一緒にいてやれなくて。
でも、俺にはこうするしかなかったんだ。
全てを守るためには……。
それは遡ること、数ヶ月前の龍極の奴らが倉庫に攻めてきたそのすぐあとの頃。
仕事が終わり、結実が待つ家に帰ろうとした時に
知らない番号から一本の電話がかかってきた。
俺は不審に思い、対応すると
俺に電話をかけてきたのはこの前俺が気絶させた男だった。



