「俺はすぐに人を捨てれる人間なんだよ」
フッと鼻で笑い、蔑むような瞳であたしを見下している。
「総長にでも泣きつけ…あの人は優しいから」
「バカッ…!
統牙は人の痛みがわかる人なの。
人の幸せを喜べる人なの…っ」
あたしは必死で対抗する。
全部、嘘だなんて言わせない。
あたしは統牙のことを信じてるから。
統牙はそんなことするような人じゃない。
すごくいい人で優しい人だから。
あたしの言葉に驚いたのか、
少し言葉を失っている様子の統牙。
「お前に俺はもう必要ないだろ?
ちゃんとみんなに愛されてんだから」



