【完】俺が愛してやるよ。




あたしはそう言い残し、倉庫から飛び出して
統牙の家まで全力疾走した。


合鍵を持っていたから、それで開ける。


「統牙…!!」


走ってリビングの方に行くと、帰宅したばかりの統牙がいた。


「結実…どうした?」


「あの…!大変…!!」


言いたいことがありすぎて、
どれから言えばいいのか分からなくて言葉に詰まる。


「結実、落ち着け」


そういわれて、深く深呼吸する。

冷静さを取り戻したあたしは統牙にさっきのことを告げた。


すると、統牙は顔色一つ変えずに


「ふーん…」


と、だけ言った。


おかしい、おかしい、絶対おかしい。

いつもの統牙なら慌てて飛びてていくのに。