「これからも俺がめいいっぱい愛します」



あたし、自分でも思うぐらい溺愛されてるな。

愛されるっていいな。
あたしもこれでもかってぐらい統牙を愛すよ。

そんな甘々な感じで、あたしたちの家族は統牙のおかげで誤解も解けて修復することが出来た。


本来の家族の形を取り戻したのだった。


あとから聞いた話だとお父さんは

誤解しているあたしになんて

声をかけていいか分からなくてずっと話しかけられずにいたそうだ。


そして、あたしの胸の中で一つの夢が芽生えた。


――いつか、あたしも統牙と温かい家庭を築きたい


そう思い始めたのは統牙には内緒だけどね。