「ごめんね…次からは気をつけるから」


「…ん。

あと、その指輪肌身離さずはめとけよ。
俺のって分かるように。」


「分かってるよ」


それからも統牙からもらった
指輪を眺めてはニヤニヤして…それの繰り返しで。


千香にも呆れられちゃったし。


でも、本当に指輪を見つめているだけで幸せな気分になるだもん。

仕方ないよね…?

いつか…その隣の薬指に指輪をはめてもらえる日が来るといいな。


愛されるってこんなにも

毎日が満たられているような…そんな感じなんだね。