「今日…二ヶ月だし。
俺、女にプレゼントとかしたことなかったから
何あげていいかわかんなかったしけど…失くすなよ?」
恥ずかしいのかそっぽを向いて
髪の毛をクシャリ、としている統牙。
付き合って二ヶ月…
統牙、覚えててくれたんだ…。
「…ありがとっ!すごい嬉しい…」
嬉しすぎて頬の緩みが止まらないし、
何度も小指を眺めてしまう。
すると、いきなり統牙があたしの方を向いて
顎をすくい上げた。
必然的に絡み合う視線。
「俺がもっと成長してお前を養えるようになるまで、
ここ、開けとけよ」
左手の薬指を指しながら言った。
そ、それって……/////
こ、婚約とか結婚ってこと…!?
「そん時はもっと上等なやつ買ってやるからな」



