【完】俺が愛してやるよ。




その姿は俺と同じような雰囲気を
漂わせているような気がしてほっとけなかった。


そして、俺は女に近寄り傘の中に入れ声をかけた。

俺の方を見つめるその瞳からは大量の涙が頬を伝っていた。

俺には分かった。
それは雨じゃなくて、泣いているのだと。


その女は泣いてるくせに俺に反抗してきて、
第一印象は変わってる女だと思った。


俺はその女をこのままほっとけなくて、
気づけば家に招いていた。

しかも、男慣れしていないのか、ちょっと目を合わせただけで
すぐに顔を真っ赤にさせて新鮮な反応をする。


そんな女に俺は自然と興味を持っていた。
ただ、恋愛感情なんかじゃなく
長年の寂しさが埋まって行くような気がしたんだ。