【完】俺が愛してやるよ。




あんなにも明るかった俺の世界が、
一瞬にして暗闇に変わって誰もいなくなった。

どんなにもがいても、その闇から抜け出せなくて
差し伸べてくれた仁さんの手さえも一人になると消えてしまう。


俺は誰もいない暗闇の中を一人で必死で誰かを探し、結局一人なのだと実感するだけだのだ。


そんな生活を送っていたある日

俺は朔龍の会議に出るために歩いて倉庫に向かっていた。

その日は土砂降りの雨で正直抜ける憂鬱な気分だった。

だけど、そんな中……
土砂降りの雨の中傘もささずに一人俯いている女を見つけた。