【完】俺が愛してやるよ。




ダチんちに泊まらせてもらったり、
そのへんをフラフラとしていた。


そんな時に総長の仁さんと出会った。


俺は暴走族なんてものとは縁のない生活をしていたから
失礼な態度で喋っていたと思う。


あの時、仁さんじゃなかったら
ボロボロにされて酷い顔になってただろうな。


だけど、仁さんはそんな俺を見てそっと手を差し伸べてくれた。

そして、『俺達の仲間になれ』そう言ってくれたんだ。

俺は素直にその手を取り、朔龍のメンバーになった。

黒かった髪の毛も茶髪にして、ピアスも開けて。
みるみるうちに俺は変わっていった。

それに仁さんは何故か鈴のことを知っていた。
何度か仁さんがカフェでバイトをしていた時に鈴が来ていて話したこともあったらしい。

だからこそ、仁さんは俺を助けてくれたんだと思う。


そんなことを聞いて、世界って狭いんだなって思ったりもした。