【完】俺が愛してやるよ。




そんな状況の中…起ってしまった…。


俺が変わるきっかけになった日が……


突然、鈴が自殺したのだ。


両親が交通事故で亡くなったその道路で
自分から道路に飛びだして亡くなった。

病院に駆けつけた時、まだ鈴は生きていた。


あの時のことは死ぬまで忘れられない。



『鈴っ…!!』


鈴は病院のベッドで寝かされていた。
医者には何があるか分からないと言われていた。


意識があった鈴は酸素マスクを付けながら、
俺の頬に傷だらけの手を当ててやつれた顔で昔のようにニッコリと笑うと、


『お兄、ちゃん…ごめ、んね…

お兄、ちゃんだいすき、だよ…っ』


それが、鈴の最後の言葉だった。

もう鈴は帰らぬ人となってしまったのだ。
俺の唯一の血の繋がりのある家族だったのに。