イライラして、そばにあったクッションで統牙を叩く。
あーあ…こんなのただの八つ当たりじゃん。
統牙に嫌われちゃう……。
こんな最低なあたし…
――グイッ
いきなり統牙があたしの腕を掴み、
グイッと自分の方へ引き寄せた。
すごい至近距離にある
統牙の綺麗な顔につい見とれてしまう。
あたしはすっぽりと統牙の腕の中に収まる。
そして、あたしの肩に顔を埋めて
「…じゃあ、一番最初は無理でも俺の最後の女に結実がなれ」
――ドクンッ。
心臓が異常な程に脈を打つ。
統牙の甘くて低いトーンの声は
あたしの心臓にダメージ大きいんだってば…!



