それから、二人で時間が過ぎるのを
砂浜でゆっくりと過ごしてからまたバイクに乗ってあたしの家へと向かった。
久々に見た自分の家は大きく見えた。
あたし、こんなところに住んでたんだ。
「新築なんだな」
「うん…」
そして、カバンの中から鍵を取り出してガチャッ、と開けて二人で中に入る。
もちろん、その家には誰もいない。
みんな出かけてるから夕方まで帰ってこない。
まあ、そんなに長居するつもりもないけどね。
「統牙はリビングで待ってて。
あたし、荷物まとめてくるから」
チャチャッ、と帰りたい。
こんな家にいつまでもいたら息が苦しくなる。
「ん」
統牙の短い返事を聞いて階段をドタバタッ、と勢いよく駆け上がる。



