【完】俺が愛してやるよ。




「思い出すだけでも辛いのに話してくれてありがとな」


ぽんっ、とあたしの頭に置かれた
大きくてあたしの大好きな統牙の手。


涙でグシャグシャの顔をあげるとそこには
優しく目を細めて愛おしそうに見つめる統牙がいた。


「こんなあたしでも…統牙はいいの?」


こんなに誰からも愛されないあたしで…

君はみんなから愛されているのに、あたしとは正反対なんだよ?



「言ったろ?お前の全部を受け止めるって」


優しい統牙の瞳で見つめられる。


「お前が愛されてないなら俺がたっぷり愛してやるだけ」


でた…また俺様発言。

だけど、不思議と今は嫌じゃなくて嬉しい気持ちになる。